パニック障害に悪影響を与える生活習慣 | 日常に潜む危険要因

 パニック発作の誘因は,ストレスによる精神的・身体的疲労です。しかし、日常生活の習慣の中にも影響を与える要素があると指摘されています。
 パニック発作の下地になりかねないものとして以下のようなものがよく候補に挙げられます。

・コーヒー(カフェインがノルアドレナリンを促す)
・タバコ(ニコチンの抗不安作用のリバウンド)
・アルコール(アルコールの抗不安作用のリバウンドなど)
・咳止め:エフェドリンや気管支拡張薬(ノルアドレナリンのレセプターを刺激)
・経口避妊薬(女性ホルモンが不安を喚起)
・ヒロポン、コカインなどの覚せい剤
・低血糖(低血糖は不安を増強)
・疲労(疲労物質である乳酸との関連)
・睡眠不足
・過呼吸(二酸化炭素の上昇などが過呼吸を引き起こす)
・蛍光灯(ピカピカするフリッカー効果との関連) など

 生活習慣がパニック障害を起こす下地になる可能性を指摘している主張として「食生活の乱れ」に注目する人々の主張を紹介します。 

低血糖がパニック障害を誘発?

 パニック障害の誘因として低血糖症や食生活の乱れを指摘する説があります。ジャンクフードや糖分の摂りすぎなど食生活の乱れからインシュリンが大量に分泌されるようになり低血糖症を起こしパニック障害の誘因となるという主張をする論者もいます。

「原因は身体因性」としても、そもそもなぜ「脳内不安神経機構の異常」などという“生物学的な機能異常”が起きてしまうのでしょうか?
体の中の様々な生物学的な現象は体の外側からの影響で起きる化学変化であると考えれば、食べ物の偏りや過労、ストレスなどが、体内のホルモンなどの乱れを招いている可能性もあるかもしれないというわけです。
また,食生活の乱れ等による低血糖を

・コーヒー(カフェインがノルアドレナリンを促す)
・タバコ(ニコチンの抗不安作用のリバウンド)
・アルコール(アルコールの抗不安作用のリバウンドなど)
・咳止め:エフェドリンや気管支拡張薬(ノルアドレナリンのレセプターを刺激)
 などの即座に効果が感じられるものを摂取することで埋めようとする生活習慣も悪影響を及ぼしているという説もあります。
 人間の心身の健康の問題ですから、生まれもった体質に加え、食生活や睡眠その他の生活習慣やストレスの影響なども全体的に捉え、見直していく必要もあるかも知れません。

 たとえばコーヒーなどは、仮にパニック発作が起こりやすい体質を作る遠因になっていたとしても、その人にとってストレス発散にかけがえのない手段となっている場合もあります。私達は「パニック障害の土台になるような生活習慣は全て止めるべきだ」などとは決して主張しません。
 ただ、精神的な症状をきっかけに、生活習慣を見直すことは無意味なことではないと思います。